カセットテープ

ラジカセのベルト交換に挑戦!

RX-F33 デッキ1の修理。

National RX-F33 ラブコールW

 少々前に入手したステレオWラジカセ、松下製RX-F33。メンテナンス済み動作品との事で購入しましたが、当初からカセットのデッキ1で回転ムラが酷く、トルク不足からテープの巻き取りにも支障が出ている状態。トルク不足の原因をベルトと判断し、ベルト交換を行いました。

まずは分解。内部が結構汚れてました。

補修用ベルトセットを通販で調達

 ベルト交換と言っても、種類や大きさ、数などの詳細は全く解らず。よって幾つかのベルトを試す前提から、楽天で補修用ベルトセットを購入しました。20〜30本の様々な大きさのベルトが入って1000円ほど。

カセット部。動作不良は左側の再生専用デッキ1。

コレ本当にメンテナンス済み?

 ベルトを交換すべく分解してみたら、内部は結構汚れていました。エアダスターで吹くと、年代物の埃が吹き飛んできたり…本当にメンテ済み?カセットのメカ部分を取り外し、駆動部のプーリー等も汚れておりクリーニング。本機はメカ駆動用にサイズの異なる3本のベルトが使われており、ベルトの張力を確認しつつ3つ全てを交換しました。

本体から取り出したデッキ1のメカ部分。

不具合の原因はやはりベルト

 使われていた3つのベルトはどれも新しい様子。しかし、うち一つに張りの弱い物が有り、少々小さいサイズに変更したところトルク回復、回転ムラもほぼ解消。不具合の原因はベルトのサイズ不一致でした。組み上げて実際に動かしてみましたが、今のところ問題なく動作しております。

録音再生のデッキ2。

ラジカセは勉強になります!

 冒頭でも触れた通り、本機はメンテナンス済み動作品として買いましたが、内部のクリーニングもせず、ベルト1本はサイズ不良…これで「メンテナンス済み動作品」は厳しいなと。オークションなどで見られる「メンテ済み」「動作品」の文言も、その内容はピンキリ。ベルト交換も含め、今回は良い勉強になりました。復活した本機で往年のステレオWカセットを堪能する傍ら、古の高級モノラルラジカセにも送りたいラブコール。もう一度ラブコール。

現在快調に動作しているRX-F33。

-カセットテープ