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レトロゲーム機をHDMIで!ミヨシ HDS-AV01

HDS-AV01一式。

レトロゲーム機のビデオ出力をHDMIに変換!

 懐かしくも新鮮なレトロゲームの世界。現行ハードで遊べない物も多く、本格的に堪能したい場合はレトロゲーム機、ソフトの購入は避けて通れません。ゲーム機やソフトはオークション、中古ショップ等で簡単に入手できるも、悩ませるのがテレビやモニターへの接続問題。レトロゲーム機の多くが備えるビデオ出力は、昨今のテレビ、モニターに接続出来ないケースも多く、変換コンバータの購入までを考えると二の足を踏みがち。また多くのゲーム機、映像機器を使う度に繋ぎ直す手間も面倒。そんな接続と切り換え2つの問題を一挙に解決するのがミヨシHDMIセレクター、HDS-AV01です。

本体前面。スイッチは入力切り換えのみ、それ以外の操作はリモコンで。

ビデオ入力の他にHDMI3入力が可能

 本機は3台のHDMI機器を接続できる、HDMIセレクターという商品になります。一般的なHDMIセレクターと本機が異なるのは、赤白黄のビデオ入力を備え、レトロゲーム機のビデオ出力を接続出来る事。HDMIしか無いテレビやモニターで、ビデオ出力の映像を映し出す事が可能に。ビデオ出力映像は画面比率を昔ながらの4:3、ワイド16:9に切り換えも可能。当時プレイした画面感覚を昨今の美しい映像で楽しめます。HDMI入力3系統に、ビデオ入力1系統の合計4台をワンタッチ切り換え。レトロゲーム機から最新の物まで、本機1つでカバー出来る快適性は大きな魅力。セレクターとコンバータを別購入するより接続はスマート、そしてリーズナブル。レトロゲーム環境に、本機は大きな力を発揮します。

本体背面。電源は5V1AのマイクロUSB。

コンバータ&セレクターのハイコスパ製品

 以前より気になっていた本機を楽天ショップから4000円で購入。プラスチックボディで軽量コンパクトな本体、電源は付属のUSB電源とマイクロUSBケーブルにて供給。本体では入力切り換え操作のみ可能で、電源のON/OFF、画面サイズの変更は付属のリモコンを使用。マイクロUSBケーブルの接続で電源ONとなり、リモコン無しでの運用も一応は可能です。セレクターとしての使い勝手は普通。本機の特徴、期待と不安のビデオ入力HDMI変換はどんな具合かと言うと…?

ファミコンでアトランチスの謎をプレイ。遅延も感じず余裕で全面クリア!

画質良好、4:3のアスペクト比が重宝

 早々に本機のビデオ入力にNewファミコンと3DO FZ-1をビデオ出力で接続し、それぞれゲームをプレイ。結論から言えば、予想以上に良かった。4:3の画面比率で楽しめるレトロゲームは、見た目や感覚の違和感が無く、久々に「当時のまま」を堪能する良い機会に。ビデオ出力のHDMI変換、その画質はコントラストが利いた明朗な映り。ビデオ出力の映像としては相当頑張っている印象で、率直に奇麗と言えます。操作の遅延も特に感じません。

ファミコンでインドラの光。4:3で自然な画面、文字の判読もバッチリ。

レトロゲームライフには欠かせないアイテム!

 久しぶりに感動、驚いたと言うか…4000円前後の本機が、ここまで「使える物」とは思いもよらず。欲を言えば、S映像入力が有るとなお良かった、くらいでしょうか。本機の前に使っていた古いコンバータはS映像入力も有るタイプですが、同一ソースで比較しても、画質は本機のビデオ入力の方が良好と感じました。手頃な価格で、かなりのハイコスパな本機。レトロゲーム機や古い映像機器を活用するなら必須といえます。

3DOのオーバードライビン。ビデオ出力でもかなり高画質。

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