PCで絶大な人気を誇った、元祖ARPGのシリーズ完結編、ハイドライド3。
以前から気になり時折プレイするも、毎度クリアには至らず…しかし今回は気合いを入れてプレイしました。
まずは主人公の名前入力、職業の選択から。職業は戦士、強盗、僧侶、修道士の4つ。
戦士はバランス型、強盗は腕力自慢、僧侶が魔法ピカイチ、修道士は超虚弱な上バランス型。
初めてプレイする場合は、バランス型の戦士がオススメ。
ランダム変化の初期ステータスを確認し、ゲーム開始です。
ファミコンRPG的なコミカル感が薄い、リアル系の見た目が印象的です。
しかし本作のリアルは見た目だけに留まりません。
リアルタイムで時間は進み、時刻に沿って食事や睡眠を取る必要が有り。
健全な生活こそ冒険の要です。
さらに、持ち物には金銭に至まで重量が設定され、当然プレイヤーが所持可能重量も決まってます。
時間や己の能力を考慮し、着実に進めるのが攻略の基本。
ハードなアクションは求められませんが、相応にシビアです。
なお、ファミコン版はボスキャラが追加、魔法の見直しなど本作ならではの要素も有ります。
定評の有るサウンドも健在で、フェアリーランドの曲と失われた宮殿の曲が特に好き!
クリアしてみて、率直に面白かった。最後まで重量制限に悩まされた冒険でした。
遠出する際の食料一つ500グラムが実に恨めしく、時々メシ抜き体力消耗のギリギリ冒険も。
終盤戦でも重量制限ギリギリゆえ、最後は金銭を捨てて持てる重量を稼いだり。
雲を貫く塔、異世界、宇宙を駆けるビッグスケールな世界。
手に汗握るアクション、悩ませる数々の謎。紡がれる物語は深く、そして感動のクライマックス…!
シリーズ完結編に相応しい内容。死闘の末、エンディングを迎えた時の喜び、達成感は最高。
リアル追求のゲーム性は好き嫌いが別れると思いますが、クオリティーはバッチリ!
慎重なコツコツ冒険が好きなARPGファン、相応の手応えを求める方々にはオススメです。
- メーカー:ナムコ
- 発売日:1989年2月17日
- メディア:カートリッジ(3Mbit+バッテリーバックアップ)