任天堂が89年4月に発売した携帯型ゲーム機のゲームボーイ(以下GB)。
発売と同時に爆発的ヒットし、当時のライバルメーカーも携帯ゲーム機を投入。
先陣を切ったATARI LYNX、PCエンジンのソフトが使えるPCエンジンGT。
そして90年10月6日、セガが満を持して世に放った携帯ゲーム機がゲームギア(以下GG)です。
GGの売りはバックライトカラー液晶でカラフルで鮮やかなゲームシーン。
「白黒なの?つまらないねぇ。」と、モノクロのGBを挑発するGGのTVCM。
でも挑発するだけじゃなく「後で(GGを)貸してあげるから。」と。フォローも忘れません。
かなり印象の強いCMだったので今でも覚えてます。それにしても血気盛んなセガ…若いっすねぇ。
GGはオプションのチューナーでTV視聴が可能に。これもなんと魅力的な事か。
本体価格は、ちょっと頑張れば手に入る19800円。やるねセガ!
ソフトの価格もGB用ソフトと同価格帯の3000円前後。解ってるねセガ!
同時発売ソフトはコラムス、スーパーモナコGP、ペンゴの3作。流石だねセガ!
当時、GBを所有し楽しんでいましたが、GGも発売後ほどなく購入。
バックライト液晶だから暗い所でもOK…布団に潜ってプレイするコラムスが楽しくて。
チューナーパックを入手し、テレビの視聴や外部入力のモニターとしても大活躍。
自分としてはSTN液晶の低画質やバッテリー持ちの悪さよりも、19800円のおもちゃでココまで楽しめる事が魅力でした。
GBがテトリスならGGはコラムス。
GBの魔界塔士SaGaが面白い。GGのエターナルレジェンドも面白い。
GBにマリオランド有り。GGにはGG忍が有り。
GGにも定番物、ちゃんと揃ってます。後にぷよぷよ、タントアールも出ますし。
任天堂製のゲームが魅力のGBなら、セガ製ゲームが魅力のGG。
なぜかGB対抗風な物言いになる不思議。これは今も変わりません。優等生の任天堂に、ちょっと意気がるセガの図…?
そんなこんなで、学生時代はリアルタイムでGGを堪能しました。
大人になりGGも過去の物となった頃合いで、思い出を胸にGGを卒業、手放す事に。
月日は流れ、巷で盛り上がるレトロゲームブームと、今なお熱いファンが支えるGGの世界。
高画質液晶への換装や互換基盤でのリファイン、そして新作ゲームの発売。
思えば、また遊びたいゲームや、当時未プレイのゲームも結構有るなと。
某オークションでメンテ済みのGG本体を入手し、第二期GGライフを開始。
まずは念願の『エターナルレジェンド』、評判が良さ気な『餓狼伝説スペシャル』
ハドソンの看板作品『スーパー桃太郎電鉄3』、思わず熱くなる『タントアール』。
懐かしくも新鮮な、楽しさ再発見。ぜひ貴方も往年のセガ、GGワールドへ!